自分らしく受験を乗り越えるために・・・

なんで勉強しないといけないんですか?

「受験勉強って何の役に立つんですか?」

こういった質問は、多数の生徒から受けます。

たしかに、長年受験に携わっている私も、日常生活で受験勉強で学んだことを具体的に使ったことなど、ほとんど無いと言っていいでしょう。では、なぜ受験勉強をしなければならないのか?それは、「将来、なりたい職業に就くため」であったり、「論理的思考を身につけるため」であったり、人それぞれに理由があると思うのですが、私なりに生徒に伝えていることは、「自分らしく生きるために」ということです。この「自分らしく生きるために」という答えは掴みどころのないものの、どの生徒にも該当するものではないかと思います。

では、この掴みどころのない「自分らしく生きるために」という答えとは一体どういったものなのか?これは私の個人的な見解になりますが、「自分らしさ」ということはオンリーワンな考え方や自由さ、自分の思った通りに生きていくこととは異なるのではないかと思っています。

飽くまで私見ですが、「自分らしく生きる」というのは、たとえば「人から押し付けられたこと」「やりたくないけど、やらなければならないこと」などを自分なりのやり方で解決し、乗り切っていくことなのではないでしょうか。

受験勉強は生徒たちにとって「志望校から押し付けられた、やらなければならないこと」だと思っています。それを乗り越える方法は生徒によって千差万別です。論理的思考で乗り越えるもよし、記憶力で乗り越えるもよし、論理的思考と記憶を組み合わせるもよし、志望校に必要ないならば回避するもよし。大事なことは志望校合格に向けて、自分の特長を知り、活かし、計画を立て、実行し、問題を解決していくことです。これは絶対に将来役に立つ能力でもあります。

そういった意味で受験勉強とは、まさに「自分らしく生きるための良い例題」であり、さの塾は生徒たちそれぞれが、自分らしく受験を乗り越えていくためのサポートに尽力していきたいと思っています。